交通事故後遺症の実際


むちうちとメカニズム

交通事故の多くに後ろからの追突があります。巷では「窯を掘られた」などと良くいいます。その際に後ろからぶつけられた衝撃で主に頸を痛めます。


画像の説明


車が後ろから衝突した際の衝撃で以下のような外力が働いて痛めます。
① 頭が後ろへしなります。
② 反動で今度は前へしなります。
③ 再び反動で後ろへしなります。};

むち打ちの種類と重症度



頚椎捻挫型
頚・肩の痛みや重たい感じ、肩・背部の張り など


神経根損傷型
腕の強い痛みやしびれ感、 肩甲骨周辺や前胸部痛 など


頚部交感神経刺激症状型(バレ・リュー症候群)
頭痛、めまい、耳鳴り、のどのつまり、目のかすみなど


頚髄損傷型
上肢、下肢の筋力低下や両手の知覚傷害やしびれ


脳脊髄液減少症
稀にむちうちと併発している場合があります。これは交通事故や頭部や脊椎に強い衝撃を受けた際、慢性的に少しずつ脊髄液が漏れてしまい、脊髄液が減少することにより、頭痛や首・背部・腰などの痛みの他、聴覚過敏、視力低下、倦怠感、微熱、睡眠障害などがでる場合があります。


むちうちの症状と、鑑別が難しく見過ごされる事も少なくありません。特徴としては、横になると楽になる傾向にあります。

後遺症が治りにくい原因


[check]予測していない状態での衝撃
[check]&size(18)非日常的な衝撃};
[check]レントゲンに写らない程度の骨格ズレ
[check]筋肉損傷後にケガは回復しても機能回復までしていない};


予測していない状態での衝撃



「ほのか」にこられる事故は後ろから突然ぶつけられる衝突事故が大半を占めています。一部の交通事故を除き共通しているのは、無防備な状態からものすごい衝撃を受けるのです。


人間は筋肉が身体を守ってくれていますが、無防備なときにはその役割りはしてくれません。力を抜いている時には子供がぶつかってきても痛いものです。

非日常的な衝撃



人が日常生活の中で負傷するのはスポーツをしたときや、転倒したときくらいです。その程度の衝撃は子供のころから幾度となく経験していると思います。なので感覚的にこのくらいの痛みなら大丈夫とか数週間もすればなどと大体の予測がつくんですね。


しかし、交通事故の衝撃は人の力では味わうことが出来ないほどの衝撃なのです。時速60 でコンクリートの壁に激突した場合、ビルの5階程度の高さから落ちた時と同じ程度の衝撃力を受るともいわれています。


だから感覚的にはたいした事ないんような症状でも以外に長い引いたり、日にちの経過とともに痛みが増したりするのです。

レントゲンに写らない程度の骨格ズレ



時速60 でコンクリートの壁に激突した場合、ビルの5階程度の高さから落ちた時と同じ程度の衝撃力を受ければ筋肉だけの問題ではすみません。場合によっては骨も折れるでしょう。


その場合はレントゲンでわかるのでもんだいありませんね。しかしそこまでいかなくても少なからず骨にも影響がでている場合が大いにあるのです。それがレントゲンでは写らない数ミリのズレなのです。

筋肉損傷後にケガは回復しても機能回復までしていない



これも意外と多い症例です。大抵は骨のズレにともなっている場合がほとんど。痛みのために動かし方そのものがおかしいのです。


経験がある方もいるとおもいますが、これは足の捻挫のあととかにもよくみられる現象です。痛くないのになぜかぎこちなく「しっくりこない」感じになってしまい歩き方を忘れてしまう。普通ではありえないことですが、痛みがひどかった場合や恐怖心がある場合このようなことがしばしば起こるんです。


軽い怪我だと思っても、交通事故の後遺症の場合は、後に吐き気、頭痛、めまい、頚の痛み、手のシビレなどが症状となって出てくる場合もありますので、油断せずにきちんと施術を行いましょう。                
※精神的な緊張で直後には痛みが出ずに、2日~1週間後に出る場合があります。

※神経などを痛めている可能性もあります。


接骨院での施術を知らない?

ほとんどの方が接骨院で交通事故の後遺症を対応してくれることを知らないのです。ましてや病院と同じように窓口負担なし、つまり0円(自賠責保険、任意保険)で治療を受けれることを知らない事を残念に思いますし伝えていかなければならないように思います。