肩こり

身体の使い方で肩こりが変わる!?

肩こりについては巷では日本人の2/3が悩まれている症状と言われています。しかし、面白い事に、欧米では肩こりはないと言われています。

理由は日本人がお辞儀好きだから。。。と言う訳ではありませんが屈筋(曲げるる筋肉)民族だからです。一方、欧米人は伸筋(伸ばす筋肉)民族。この事は日本製のノコギリが引いて切れるのに対して欧米人のノコギリが押して切れるのにも表れています。

原因

当院の考える肩こりの原因の多くは不良姿勢による筋肉の異常緊張であると考えています。何故、不良姿勢で筋肉が異常緊張を作り出すかご存知ですか?

筋肉は骨から始まり骨で終わっています。骨から違う骨へつく事により筋肉が骨をひっぱり姿勢を支え、身体を動かしてくれています。

なので悪い姿勢だと特定の筋肉だけが働き続け筋肉へ疲労がたまりバランスが崩れます。それこそが肩こりの正体です。そしてそれが、人間の脳の特性である『形状記憶』がなされます。そして正しい姿勢を脳が忘れてしまいます。

少し話はそれますが、良い姿勢だろうと悪い姿勢だろうと長い時間同じ姿勢を続けているとその形を『脳が正しいと判断』するのです。

少しややこしいですが良い姿勢ばかりでもダメという事です。なぜならば人間は動物なので動くからどんな形であろうと建物や植物と違うので色々な筋肉を使えるように正し固まる事は避けないといけません。子供のように動けるように可動範囲を広げる必要があります。

少し話はそれましたが、それでもやはり悪い姿勢を続ける事は避けるべきです。その理由についてはまたどこかに記述しておきます。

症状

・頭痛
・めまい、耳鳴り、歯痛 
・息苦しさ
・イライラ
・不眠
・倦怠感(身体がだるい)
・目のかすみ

          
などが挙げられます。全ての症状は肩こりによる血液やリンパなどの流れが悪くなることが原因です。          

種類

1.姿勢を支えるための疲労
2.身体を動かすための疲労
3.精神的な緊張

                
がほとんどを占めています。もっとも改善しにくい肩こりはどれだかわかりますか?
そうです「精神的な緊張」です。これは心と身体が繋がっているという事を証明する最たる証拠です。精神的に疲れてくるとやがて必ず前かがみになってきます。精神的に緊張している場合は環境や物事の捉え方をも変えていかないといけないので少し時間がかかるケースが多いです。

次には「姿勢を支えるための疲労」です。立っている。座っている。限りはずっと休めないからです。場合によっては寝ていても休めないこともあります。この状態が長く続くと「精神的な緊張」からくる肩こりに移行しやすいので注意が必要です。

一方、身体を動かしてこる場合は休める事やその動作を止めれば楽になるものが多いです。但し、この場合も長期に続けていると「姿勢を支えるための疲労」へ移行し易いので注意が必要です。

重症度

3者ともに言えることですが、横になっても肩こりを感じるようでしたら結構重度の肩こりです。寝る事で重力がなくなるので、緊張がとけて楽になるのが普通です。

ここまで来るとなかなか自分ではどうしたら良いか分からないレベルです。無理矢理姿勢を正してもよけいに緊張して疲労するばかりです。

                           

肩こりからの脱出には心と身体のバランスと姿勢

本当に肩こりを改善しようと思えば、バランスと姿勢を改善する事です。姿勢やバランスのとり方として例えて言うならば、子供の頃のコロなし自転車の練習と同じ、考えて出来るものではなく身体に馴染ませて記憶するものです。

              
もういちど良い姿勢を思い出すためには、施術やトレーニングで、まずは良い姿勢を脳と身体に記憶させる必要があります。(歪みが酷い場合や可動域が狭いときには無理なトレーニングをするとかえって状態が悪くなることがありますので注意が必要です。)

                        
正しい姿勢と安定した精神状態こそが筋肉を緩めることであり、肩へ負担をかけなくする事です。当院で姿勢改善を行い、それを維持して貰うには、無理に姿勢を正すのではなく、少しずつ正しい動作を習慣にしてしまえば、疲れなしでキツクありません。決して頑張って姿勢を維持してはいけません。肩こりが悪化します。

よく「慢性肩こりだから治らない!」と言われる方がいますが、治らない理由は姿勢とバランスにあり、重たい頭を支え続けている筋肉の慢性的な疲労状態からきている場合が多いからです。

当院では肩こりのメカニズムを実際に体感頂いています。解りやすいと好評です。気になる方は声をかけて下さいね。
こちらも参考にされてみてくださいね。
症状を解決する方法


a:1556 t:1 y:0